用語集
サーマルリサイクル
廃棄物を単に焼却処理せず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用することをいいます。
一般には、リユースやマテリアルリサイクルが困難となった廃棄物に対して行われます。
実用例としては、ごみ発電やセメントに焼却時の灰を混ぜて使用するエコセメントや、温水などの熱源、冷房用のエネルギーとして利用されています。
欧米では、焼却によって有機物の中に蓄えられている化学エネルギーを熱エネルギーに変える変換は、物質そのものを消滅させる方法であると考えられています。
そのため、通常はリサイクルの概念には含まれず、「サーマルリカバリー」と呼ばれています。